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二週間ほど前から失くしていたapartmentの鍵が、漸く見つかった。一体どこで見付けたかと言うと、桶の底である。はて、桶?桶とはなんぞや、と読者諸兄は訝しがるだろうから、説明致そう。少々長くなるが、どうか御静聴願いたい。一昨年、夏の或る日である、私は予てより思い描いていた、或作戦を実行に移した。当時無職であった私は、平日の昼間から−−雲ひとつなく、白々しいくらいに、よく晴れた、茹だるように暑い真夏日だった−−隣町にある大型ホームセンターへと出掛けた。暫くの吟味の後、ビニールホースを二米ばかりと、Plastic製の大型の桶を購買した。それらの大荷物を抱えて、自宅まで歩いて帰るのは、並大抵ではない労力を要したが、とめどなく流れる汗も、この後に待っているであろうkatharsisを想像すれば、心地良くすら思われるのだった。私を待ち受けているのは、katharsisというよりはむしろ、catastropheであるとこも知らずに・・。 続く…
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