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桶妙
鼠先輩


author 前田みつぐ maepo@hotmail.co.jp [write]

ファンシーなラット、ファンシーじゃないラット。


―世の中の万事には、ファンシーなタイプと、そうでないタイプの二種類がある。

商店街の小動物屋の前を通り掛ると、ファンシーラットなる鼠が800円で投げ売られていた。「賢くて人懐こい!オススメ!可愛いネズミです!」という手書きのポップが飾ってある。賢くて人懐こい上に可愛くてオススメなのに800円で投売りとは、所詮鼠故の悲しさよ。見てみると、パンダみたいな色をしていて、可愛いっちゃあ可愛いような、ファンシーな様な気もする、けれどやはり例の長い尻尾が気色悪いし、ファンシーと言えども鼠は鼠なのだ。

所変わって我が家の鼠。
屋根裏を縦横無尽に走り回っていてとてもこわい、と以前にも書いたけれど、最近はき、ききい!とか不快極まりない鳴声まで出すようになって来て、まじ調子こいてると思う。まじむかつく、誰の家だと思っとんじゃぼけ、ききいとか言って何プレッシャーかけようとしとんじゃぼけ、まじむかつく、でてけや、まじこわい、最初足音、次鳴声て、ああ、なんすか、もしかして、この流れで行くと、お次は直接対面とかですか、ちょ、ちょ、勘弁して下さいよ、お姿見ちゃったら卒倒するかもしれないっす、つうかそんな部屋住めねーっす、あ、僕に出てけってことっすか、ええ、かんべんしてくださいって、なんなんすか、全然ファンシーじゃないっすよ。

2008.05.05(Mon)





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